Archive for 8月, 2010

労組嫌い



サラリーマンは、組合のある会社に勤めているより組合のない会社に勤めている方が圧倒的に多いので、組合嫌いの人が随分いるのではないでしょうか。私は20歳の時、一年半ぐらい松下電器産業のバッテリー工場で臨時工として働いたことがあります。現在で云えば、期間工と言えるでしょう。勿論正社員でなく会社の都合でいつでも首を切られる条件は同じです。その後外資系会社に就職し、一匹狼のように転々として外資系五社を渡り歩いて定年です。そのため組合員の体験などしたことがないから、組合など大嫌いです。組合など圧力団体以外のなにものでもない。

私が松下電器産業の臨時工とした働いた体験から言うと、臨時工のほとんどが二十代前後の若者ですが、二つのタイプに別れます。まともな奴とまともじゃない奴に別れます。まともじゃない奴とは、若いくせに向上心というものがいっさいない。安い月給をもらい給料日になれば安い焼き鳥などを食べ、安酒をあおり、女の子のおしりを追いかけまわすだけ。一方まともな奴とは、なんとか臨時工という身分から脱出しよと多少なりとも努力するタイプ。このタイプには二つにわかれます。自分が臨時工などという下層階級に属するような仕事をしているというのは、資本家が労働者を搾取するからだという経営者批判で組合擁護派タイプ。もう一方は、自分が臨時工などしているのは、自分に能力がなく努力不足だからとして経営者批判より労働組合に批判を向けるタイプ。私もそのタイプでした。だってそうでしょう。労働組合は、働く仲間の組織といいながら、労働者の中に平然と正社員と非正社員という階級社会を生じるのを容認しているのだ。いつでも首を切れる仲間を作っておいて自分たちだけはできるだけ安泰でいようとするのが労働組合でしょう。組合幹部は偽善者です。

労働組合は、組織を動員して政治家を誕生させ政界に送り込み、その政治家は国家のためより労働組合のためにだけ働くだけ、組合に加盟していない労働者など全く眼中にない。毎年四月の賃上げ交渉シーズンになると派遣社員の時給上げを要求しますが、それは全くジェスチャーだけです。現在の組合は圧力団体であり、組合幹部も組合出身の政治家も労働貴族といわれて久しい。それでも私企業の組合の場合、組合がどんな力を持ち、どんな傍若無人な振舞いをしようとその企業が潰れる可能性があります。これまでに大企業の倒産の原因の一つに組合ののさばりすぎがあげられるケースが多々あります。アメリカの自動車メーカーGMの倒産もそうでたし、最近の日本航空は会社更生法の適用下にあります。日産も経営不振で何人も日本人社長を代えたが、強力な組合が存在したため成功せず、結局ルノーの傘下に入り、現在のゴーン社長の下で再建に成功した。私は今でもある週刊誌を読んだ記事を覚えているが日産の組合委員長、塩路は、いまから2,30年前に自家用のクルーザーさえ所有していたのだ。このように大企業の組合がいくらのさばっても、会社が左前になれば組合の力が衰えるし、場合によっては消滅するからまだいい。性質の悪い組合は公務員の組合です。自治労や日教組、彼らはいくら横暴に振舞っても母体が潰れることがない。安心して傍若無人に振舞えるのだ。最近、私のブログに書いた浜教組の違法行為はその典型的な例です。
日本では公務員によるストライキは、法的に禁止されていますが、その公務員による疑似ストライキで有名になったのが、JRの前身、国鉄(日本国有鉄道)の国労(国鉄労働組合)の順法闘争だ。国鉄の社員は公務員だからストができない、ストライキ権を求めてストライキをすることができない。そこで国労が1970年代に考えだしたのが順法闘争という安全サボタージュだ。例えば走行中の電車のはるか先の線路にカラスがいたとしましょう。普通だと電車が近づけば、カラスが逃げます。順法闘争だと「線路上に障害物を発見したから」という理由で速度を極端に落たり、あるいは停止してしまう。急カーブにくれば電車は速度を落とすのは当然ですが、極端に落とす。あるいは線路上の信号の赤の時間をわざと長くしたり、考えられるあらゆる手段を使って順法闘争をした。こうすれば電車は時刻どうおりに動きません。それを通勤通学の時間帯にやられるとどうなるか想像できるでしょう。政府は順法闘争がストライキでないから国労を罰することができません。国労はさんざん乗客に迷惑をかけながら自分たちの目的を達しようとしたのだ。

労組が強くなりすぎると必ず経営不振に陥ります。国鉄も例外ではありません。それどころか国労は、国鉄だから潰れる心配がないためでしょう、傍若無人に振舞う。日教組の教員が校長を吊るし上げるように、組合員が国鉄幹部を吊るし上げるのだ。経営不振で赤字がたまるから、経営改善のため人員削減したり、配置換えをしたり、事業を縮小したり、いろいろ実行しようとするが組合の反対に必ずあい、経営改善が計画通り進みません。そのうちに国鉄の赤字が天文学的な膨大数字になり、もう経営改善は無理と判断。政府は国鉄の分割民営化の実行を決断した。予想どおり国労は猛反発。民営化反対で、公務員に禁止されているストライキをやりだしたのだ。半日スト、24時間スト、48時間スト、これ以上長いストライキはしなかったと思うが、こういう短いストライキを断続的に繰り返すのだ。東京駅に出入りする電車などほとんど全部国鉄です。ストの場合東京駅がどういう状況になるか想像つくでしょう。多くのサラリーマンは、貸布団屋から布団を借りて事務所で寝とまりしたのだ。

国鉄の利用客のほとんどが怒ったのも当然です。皆国鉄分割民営化に大賛成だった。私など自分の身を守ってくれるものなど皆無の一匹狼同然のサラリーマン、国労に対する怒りは中途半端じゃない。国労が象なら私などありだ。象に踏みつけられたままでいてたまるか。国労への反抗だとしてやりだしたのがキセル乗車です。現在は主要な駅の改札は全部自動だからキセルはほとんど不可能です。いずれキセルは死語になるでしょう。当時の改札は駅員によるキップのハサミ切りに定期券は目視。キセルをやる人は多かった。私は定期券による不正乗車をやった。やり方をお話しましょう。私は現在、横浜に住んでいます。私が東京駅の近くの会社に勤めていたとします。正常な乗車は、横浜―東京間の定期券を買って利用することになります。しかし私はそういう買い方をせず、横浜―桜木町間の定期券と東京―神田間の定期券の2枚買い、2枚の定期券を使い分けるのです。出勤する時は、横浜-桜木町間の定期を使い、東京で下車する時は東京-神田間の定期を使って改札を出る。横浜―東京間は完全な無賃乗車です。当然定期代が非常に安くなります。定期入れは二枚必要ですから、識別しやすいように色違いで品質の違う物を用意する。定期券を買う時、半年分とか一年分などの長期間の定期券は買わない。ばれた時の罰金が高くなるからだ。必ずひと月間しか買わない。定期券には絶対自分の名前は書かない。私は阪神タイガースファンなのでタイガースの選手の名前を利用した。掛布だとか岡田などの姓を利用し、名前は勝手に一郎とか二郎とかにしておく。毎月名前を変えるので沢山必要です。タイガースの二軍選手の名前まで利用した。この定期券の不正乗車を10年ぐらいしたと思う。国鉄が分割してJRになってからでもしばらくやっていましたからね。定期券を一枚づつ両足のズボンのポケットに入れておきますが、時々取り出すのを間違える。すなわち東京駅の改札口を通る時、間違えて横浜ー桜木町間の定期を出しそうなります。慣れとは恐ろしいもので、間違えないように定期券の質を変えていますから、手をポケットに入れた瞬間手触りで間違った定期券に触れていることが即座に判断できるのです。国労への怒りの表れの一つとしてキセル乗車した人はけっこういたのではないでしょうか。時々キセル乗車がばれて罰金何百万円などニュース出ます。恐くなってここらで止めようかなと思う反面、捕まえるなら捕まえてみろという気分にもなります。一方キセルのお陰で定期代が浮いた。ひと月5千円ぐらい浮いたような気がするが確かではありません。但し浮いたお金の使い道は確かです。子供のミルク代に使った。私は子供3人いますが、2番目と3番目のミルク代はすべて定期代で浮いたお金です。

ついでにもう少しキセルの話をしましょう。私は当時会社の帰りには、東京駅で始発の電車に乗り座って帰宅していました。従っていつもプラットフォームの一番前に立って毎日同じ時間発の電車が東京駅に入ってくるのを待っていました。ところがしょっちゅう一番前に立っている私の隣に同じ人が肩を並べて電車を待っているのだ。その人は中年のヤクザ風のオッサンでいつもポッケトウィスキーびんを持っていてウィスキーをストレートに飲みながら電車を待っているのだ。ある日オッサンの方から声をかけてきた。「いつも一緒ですな」。これをきっかけにお互い会話するようになった。オッサンは実に愉快な人で話しが退屈しないから乗って一時間はかかる私が下車する辻堂駅まであっというまに着いてしまうのだ。そのオッサンは、なんと静岡県の伊東温泉の伊東から東京の御茶ノ水まで3時間かけて通勤していたのです。或る時キセルの話が話題になった時、オッサンは、こっそり御茶ノ水―東京間の定期券と伊東から次の駅のなんとかという駅名の定期券、二枚を見せるではありませんか、伊東―東京間は完全に無賃乗車、キセルだったのです。「途中改札に来ませんか」と聞くと「行きは絶対にこない。帰りは平塚、大磯あたり過ぎると、乗客が極端に少なくなるから時々やってくることがある。だからその対策として始発の東京駅乗るときから、電車の中央に座る。改札はいきなり真ん中から始まらない。かならず左右どちらかから始まる。それが改札に備える時間的余裕を与えるのだ。その他必ずトイレのある車両に座る。トイレに隠れることもできるからだ。私が始発の東京駅で無意識にオッサンと一緒にプラットフォームに立っていた場所は、車両の中央であり、トイレがある車両だったのだ。その他に改札を避ける方法としては、状況次第で次の停車駅で一旦降り、改札の済んだ車両に乗り換えるのだ。オッサンは、「俺は生活に困ってキセルをしているのではない。国労に腹が立つのだ。ストライキなどでさんざん乗客に迷惑かけているのだ。全国紙に乗客に謝罪する広告を載せろ」と言うのだ。全く同感だった。「二人はキセル愛好者どうしですな」などと言って、私とオッサンとはさらに親しくなり私的にもつきあうようになった。オッサンと始めて会話を交わしところ、オッサンが言った言葉で今も覚えている言葉がある。オッサンは「俺には二人の娘がいる。一人は葵(アオイ)で、もう一人は帝(ミカド)だ」。

私がうっかりクラブやスナックの呼び名のようですねてと言うと、「バカ言え、葵(アオイ)は、徳川家の御紋だぞ、帝(ミカド)は天子、天皇の尊称だ。二人とも高貴な娘なのだ」数年前オッサンは、亡くなってしまった。娘の葵(アオイ)さんからの手紙によると、晩年、オッサンは私の年賀状を読むのを楽しみにしていたそうだ。キセルがとりもった縁もえん(煙)と消えてしまった。

国鉄分割民営化計画は、結局JRとして六つの地域別の旅客鉄道会社と一つの貨物鉄道会社に分割して民営化された。正式に発足したのが昭和62(1987)4月年1日です。いまから23年前のことだ。この時JRは、国鉄時代の全職員27万7千人を20万人までに削減。残りの7万7千人は、公的機関や民間企業に就職先を求めましたが、そのうち2万3千660人が再就職先を見つけることができなかった。国鉄清算事業団は、この2万3千660人全員を3年間という条件付で採用した。その3年の間に、「週刊新潮」(平成22年4月22日)によると、手厚い雇用対策を講じたと報じています。全国で3万件以上の再就職先を確保し、一人平均74回の就職相談や34回の就職斡旋もした。さらにJRも新たに2300人の追加採用を決めたのです。それでも1047人は仕事もみつからなかった。この最後に残った1047人は、どこも採用したくない人間ばかりが残っているのだ。ごね得とばかりどんな就職斡旋にも耳をかさず、あるいは国鉄時代の組合活動で停職6か月以上の処分を受けていたり、あるいは2回以上の停職処分を受けたりというような経歴の持ち主した人たちだ。彼らは、自分たちをJRに復職させないのは、組合差別の不当労働行為だと政府を裁判に訴えた。その後紆余曲折を経て昨年民主党の鳩山政権が誕生、政府との和解の気運が生まれた。鳩山政権は、最高裁に和解を提案、6月28日に最高裁で和解が成立した。1047人のうち904人に一人平均2200万円、総額199億円を政府が払うのだ、すなわち国民の税金が使われるのだ。和解を提案した時、鳩山首相は「人道上の問題であって、20年以上苦しんできた方がおられるなかで、新政権として前進した」と語っているのだ。

鳩山のバカ、アホ、ノータリンふざけるなと言いたい。国鉄が分割民営化した時点で辞めさせられた職員全員は、もう公務員ではなく民間人になっていることさえもからないのなか。どうして政府がその人たちの面倒を見なければならないのか。それもこの財政難のおり一人2200万円の大金を与えねばならないのか。首になった人たちは、JRに再就職したり、他の職業についたりして苦労してきているのだ。この残った1000人あまりの連中は、最後までゴネたのだ。まさにゴネ得とはこのこと。中には国鉄時代組合活動が度が過ぎて停職6ヶ月の処分を受けたり、停職処分を2度経験したりしてどこからも採用の口がかからないような者までいるのだ。

国鉄時代の労働組合は、国労(国鉄労働組合)と呼んでいたが、国鉄が民営化された後も組合の名前を変えず「国労」とそのまま使っています。英語名は、National Railway Workers
Union。JRの組合員は、いまだに国鉄労働組合の気分でいるのだろう。この国労が最後まで再就職できずに残った1000人あまりを徹底的に援助してきた。労働組合は、民主党の支持母体、だから鳩山は組合と妥協せざるをえなかったのだ。ついでに書いておきますが、国鉄分割民営化時点での累積赤字37兆1千億円。利息を払うだけでも大変だ。37兆円という赤字がどれほど巨大か想像できますか。今年の日本の防衛予算は、4兆8564億円です。私企業では、37兆円超えるというような天文学的数字の赤字は絶対に出せません。そうなる前に倒産しています。国営でしかも公務員の労組だからできる破廉恥経営なのです。公務員の組合ほど国民の害になる労組はありません。民営化後23年たっても赤字が払いきれていません。毎年1兆円ぐらい国家予算で払っていると言われています。政府も隠してはっきりいいません。国民も忘れっぽいから、借金は、もうとっくに払い終えたのだろうと思ってしまっているのだ。









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大相撲野球賭博事件に思う



大相撲名古屋場所も終わり、三重海理事長も復帰し野球賭博事件の騒々しさも大分収まってきました。日本的慣行には長所短所がありますが、この事件はその短所がものの見事に現れています。多くの国民がそのことに気づいていない、あるいは気づいていても気にしないからから繰り返す。まさに慣行、習慣といえます。この大相撲野球賭博事件の特徴とは何か。それは集団で責任を取らせること、集団で責任を取らせるということを一番分かり易く説明できるのは高校野球です。高校野球の野球部員の一人が重大な犯罪に走る、あるいは重大な犯罪ではなくても部員が喫煙していた、あるいは酒気を帯びていた、あるいは暴力を振るった、こういった事件を起こしたのが一人ではなく、二、三人になると、その野球部全体が非難され、校長や監督は謝罪し、夏の甲子園の出場校に選ばれていてれば、間違いなく出場を辞退することになるでしょう。わずか二、三人の部員の不道徳行為によって他の部員全員が責任を負わされるのです。私たち日本人の多くは、この行為をあたりまえのごとく受け入れるのだ。不道徳な行為をした野球部員には、不道徳行為の内容により、その部員だけを甲子園に出場させない、あるいは野球部を退部させる、あるいは学校を退学させる、そして他の部員は全員甲子園に出場させる。私はみなさんに御聞きしたい。この解決方法の方が全員に責任をとらせるより明快で、論理的で、理解しやすくありませんか。さらに不道徳行為をしていない部員が罰せられるという理不尽さもありません。それどころか不道徳行為をしていない野球部員の存在感を認めることになりませんか。集団で責任をとらせるやり方は、野球部全体のことを考えるために、あるいは野球部全体の体裁を取り繕うため、部員一人一人の存在価値がないも同然になってしまうのだ。また不道徳行為をしてない部員は、自らこんな処罰を受けるのは不公平だし、自分たちの人権を無視されたのも同然だと主張もしない。日本には全体を優先するあまり個というものは往々にして無視される場合が多いのではないでしょうか。

それでは大相撲の野球賭博の話に移りましょう。大相撲の力士数は、現在最下位クラスの序の口まで入れると721名、その他番付外の力士が数十人いるでしょう。その他に部屋持ち親方が55名、部屋を持っていない親方も数十人いるでしょう。合計すれば、床山や行司を除いても、およそ1000名が土俵と直結した生活をしているわけです。この大所帯の中で大関、琴光喜と大嶽親方は解雇、幕内力士6名、十両力士5名が、名古屋場所出場停止。わずか10数名の力士の不道徳行為で900名以上の力士たちが責任を負わされる。人気力士の高見盛が、テレビで「野球賭博をしない力士が沢山いるのに力士であるというだけで白い目で見られる」とぼやいていましたが、全く同情に値する話です。NHK中継中止に賛成し、名古屋場所開催を反対した人たちは、むりやり責任を負わされる900人以上の力士たちのことを考えないのでしょうか。このケースは、最初に挙げた高校野球部の不祥事件の解決方法とまったく同じではないですか。私たちはなぜ不祥事に関係ない人たちが圧倒的に多いのに、その人たちにも責任を取らせるのでしょうか。もうこの辺でこういう悪習慣は断ち切ったらどうでしょうか。

もう一つ悪習とも呼ぶべきものがあります。それは「監督不行き届き」の理由のもとに行われる罰です。高校野球部の不祥事の場合には、全員が20歳以下で高校生ということもあって野球部監督や校長が監督不行き届きで非難されても仕方が無いでしょう。しかし大相撲の場合、まれに出世が早くて関取と言われる十両に20歳未満で到達することはままあります。しかし大方は20歳以上で関取になるのが圧倒的です。その20歳以上の大人の力士が野球賭博をしていたからと言って、その力士を配下に持つ親方が「監督不行き届き」のもとに謹慎処分を受けているのです。「監督不行き届き」だと口頭注意ぐらいならわかりますが、なにも親方までが罰せられる必要はまったくないのではないですか。サラリーマンの世界でも同じようなケースが多々あります。30歳も過ぎたサラリーマンが違法行為を行った。時にはその上司までもが「監督不行き届き」を理由に減給処分を受けることもあります。20歳を過ぎた人の行為の結果の責任は、どんな事情があるにせよすべて本人の責任なのです。本人の責任ということに徹底しなければ責任感ある人間に育ちません。「監督不行き届き」などというのなら成人の日など失くすべきです。

次に野球賭博という不祥事について考えてみましょう。琴光喜関と大嶽親方が解雇されました。二人は野球賭博をやって儲けたのです。その儲け金をくれと言ったら逆に相手から金を出せ、ださないとマスコミにばらすと脅かされて逆に金を取られた、いわゆる恐喝にあったわけです。二人はなにも悪いことはしていません。被害者ですよ。酒を飲んで歩いていました。交差点にきて交通信号が緑になったので歩きだしました。そこへ自動車がやってきて急ブレーキをかけたが衝突して怪我をしていました。運転手は当然罰せられたが、酔って歩いていたお前も悪いと罰せられました。なんだかこんな事件と似ていませんか。それでも恐喝事件に巻き込まれた二人の解雇はしょうがないといたしましょう。しかし野球賭博をやっていたから出場停止になった力士ですよ。かわいそうなのは。私は皆さんに御聞きしたい。力士は野球賭博も、賭けマージャンも、賭けゴルフも、競輪、競馬、パチンコなど一切の賭け事はしてはいけないのですか、力士たちを聖人君子の集団にしたいのですか。賭け事をしたら度を越さないこと。これは賭け事をする一人、一人の心がけの問題です。一人ひとりの心がけの問題であり、野球賭博で一人も逮捕者も出ていない、野球賭博に関わらなかった力士が圧倒的に多い、にもかかわらず相撲協会全体が悪呼ばわりされ、責任を取らせられたのか全く理解できません。まさにマスコミによる茶番劇、マスコミによる弱い者いじめとしか思えませんか。警察官が野球賭博した力士たちの相撲部屋を家宅捜査しました。暴力団の名刺が出たと大騒ぎ。私も人並みに名刺を持っていますが、中には暴力団関係の名刺があるかもしれません。松ヶ根親方が自分の部屋の力士たちの宿舎としてあるビルを借りていました。そのビルのオーナーが暴力団と関係があると騒がれました。松ヶ根親方は20年前から借りているビルでした。かりにそのビルのオーナーが暴力団と関係があったとしても親方自身が違法なことしなければなんら問題になりません。貴乃花親方が数人と食事をしました。その中に暴力団関係者がいました。食事をする前に一人、一人に「あなたは暴力団と関係ありますか」と相手に聞けますか、失礼じゃないですか。要するに「大山鳴動してネズミ一匹」とはこのこと。バカ騒ぎの割には、相撲協会から逮捕者一人もなし。

「恥の上塗り」ならぬバカの上塗り、いやバカ騒ぎの上塗りは、有識者による特別調査委員会の設置です。政府も役所も有識者による会議とか有識者による特別委員会の設置とかいう手をよく使います。私などはいっかいの無名な定年サラリーマンですから、余計気になるのですが、一体この有識者という輩は、どういう基準で選ばれるのか政府も役所も一度も国民に説明したことはないのではないですか。この特別調査委員会の設置も文科省の指導と相撲協会の協力の結果です。その委員会の顔ぶれを見てみましょう。
委員長:伊藤滋(東大名誉教授)、村山弘義(元東京高検検事長)、吉野準(元警視総監)、
奥島孝康(前早大総長)、野呂田芳成(元防衛庁長官)、山口弘典(日本プロスポーツ協会副会長)、ここまでは全員日本相撲協会の外部理事または外部役員です。この他に弁護士3人、長尾敏成、村上泰、望月浩一郎、計9人です。

皆さんご存知のように村山氏(元東京高検検事長)が日本相撲協会の理事長代行を務めました。本来からいうと特別調査委員会の委員長である伊藤氏(東大名誉教授)が理事長代行を務めてもおかしくありませんか。なぜだろうとちょっと疑問に思って伊藤滋氏をネットで調べてみると財団法人「社会安全研究財団」の理事長をしているのです。「社会安全研究財団」などという名前を聞くと、およそパチンコに縁があると思わないでしょう。実は、ぱちんこ業界直属の財団法人で、主な仕事は、安全、治安に関する一切の業務、例えば、新しい防犯機器の開発、あるいは研究、あるいは資料作成などに寄付をする、寄付団体です。ぱちんこで稼いだ膨大な資金の一部を供出し、ぱちんこ業界の影響力を強めようというのでしょう。私は読んでいませんが、最近の週刊ポストでは、この「社会安全研究財団」は、警察官のおいしい天下り先になっている。そのためどんな射幸性の高いパチンコ機械を開発しても規制されることはないなどと警察庁と「社会安全研究財団」との癒着を指摘しているそうです。うそかほんとか週刊誌だからわかりませんが、パチンコ業界直属の財団の理事長をしいて、それでいて相撲協会の理事長代行ではまずいと考えたのでしょう。そのため村山氏が理事長代行になったのではと私は推測しています。

名古屋場所終了をもって村山理事長代行業務は終了、三重海理事長が復帰する予定でした。それが暫く延期され8月5日に復職しました。なぜか。特別調査委員会のメンバーである山口弘典氏(日本プロスポーツ協会副会長)が知人に頼まれて土俵下の維持員席(土俵下の特別席)を手配、その維持員席が暴力団に渡ったことが判明した。特別調査委員会は、山口氏の辞任を要求、しかし彼は断った。なぜなら特別調査委員に指名される時に、その維持員席のことを三重海理事長に話ししてあるからです。三重海理事長はそれを公表しなかった。結局、特別調査委員会は、山口氏を解雇、三重海理事長の復帰が延期された。これで大相撲野球賭博事件の茶番劇も終わりかと思ったら、7月28日の産経新聞のニュース、大きな見出しで、『村山理事長代行「”疑惑企業“の監査役歴任」』という記事がでているではないですか。長い記事ですから全文を網羅することができませんので要約すると、村山理事長代行は、二つの企業の監査役などを歴任していたのです。一つは東証マザーズに上場していたインターネット音楽配信会社「リキッドオーディオ・ジャパン」(上場廃止)、もう一つは東証2部に上場していた不動産会社「スルガコーポレイション」(民事再生中)。この2社とも暴力団と深く関わっていて、この二社が現在活動していない理由の一つに暴力事件など起こしていたことがあげられています。

村山氏は、新聞紙上で「私は反社会的勢力のために働いたことはない」と弁明していますが、村山氏を雇う方は、村山氏の経歴を考えれば、法的ボディーガドなると考えて当然ではないですか。だから村山氏は企業とのつきあいには慎重を帰すべきなのです。その村山氏が、力士に向かって暴力団とつきあうなというのです。特別調査委員会の委員として選ばれるのにふさわしい人物なのでしょうか。要するに特別調査委員会の委員長の伊藤は、警察庁との癒着がうわさされるパチンコ業界直属の財団の理事長、委員で理事長代行の村山は、暴力団と深く関わっていた二つの会社の監査役や取締役顧問をしていたのだ。驚くではないですか、これでは解雇された大関、琴光喜と大嶽親方が可哀相です。処罰が厳しすぎると思いませんか。

この事件の騒動を大きくしたのがNHKの名古屋場所中継放送の中止考慮発言と中止決定通知です。NHKなどという放送局は、ある団体の組織や集団に対して「お前らの素行が悪いから、中継いたしません」などという資格など全然持ち合わせていません。NHK自身に素行の悪さがあるからです。日本国民の多くが、NHKがどんな放送局か実態を知らなさ過ぎるのです。日本の放送法には、次のような規定があります。
1.政治的に公平であること。
2.報道は事実をまげないですること。
3.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点をあきらかにすること。

NHKはこの3項目にすべて違反しています。NHKの放送内容に満足しているのは、日本の左翼と韓国と支那だけ。日本の近現代史に関するNHKの放送内容は、史実の改竄、捏造、歪曲、曲解すさまじい限りです。戦前戦中の日本という国は、なにがなんでも極悪の最低の国にしなければならないという使命感に燃えている、すなわち支那の強い影響下にある放送局と言っても過言ではありません。そのため多くの聴視者が聴視料金の支払いを拒否しています。私もその一人です。支払い拒否してもう7年目になります。去年4月に放映されたNHKのシリーズ物の番組「JAPANデビュー」の第一回の「アジアの一等国」の放映では史実の改竄、捏造、歪曲、曲解があまりにもはなはだしく、数回にわたって千人前後のデモがNHKにおしかけ、一回はNHK関連ビルを人間の手の鎖取り囲みました。このNHKデモに対して日本の全マスコミが放映しませんでした。放映したのはチャンネル桜だけ。したがって地方の人などNHKにデモがしかけられた事などほとんど知らないでしょう。日本相撲協会の人たちも知らない人が多いのではないでしょうか。このデモは組織が動員したデモではありません。一人一人が自発的東京及び東京近郊から参加したデモです。要するにNHKは、日本相撲協会を批判する資格など一切なし、ふざけるなと私は言いたい。私はNHKの名古屋場所中継中止には猛烈な怒りを感じている一人です。ほぼ半世紀も中継してきたものを中止にするほどの大事件なのでしょうか。産経新聞が報じた村山理事長代行の負の経歴をNHKテレビニュースでは一言も放送していません。そのくせ最近ではもう一人元幕下力士が暴力団に野球賭博で恐喝されていると執拗に放送し続けています。大相撲賭博事件がそれほど重大な事件であったら天皇陛下は、わざわざ横綱白鵬に異例ともいうべき激励と称賛のお言葉をかけるでしょうか。人によっては、NHKによる大相撲潰しの計画という人もいます。現在のNHKの体質を考えると一笑に付すことはできません。NHKは日本の敵だからです。

最後にこれは私の意見ですが、集団で責任を負わされる団体、組織には特徴があるということです。その特徴とは、その団体、組織が比較的小さく、弱く、責めやすい組織であることです。巨大な組織だと集団で責任を負わされることはないのではないでしょうか。相撲協会は文科省の管轄にあります。同じ文科省の管轄にある日教組を見てください。日教組の悪質さは、相撲協会の賭博事件などとても事件などと呼べませんよ。選挙がある度に違法行為をして逮捕された先生、有罪判決を受けた先生は数しれず、痴漢などの不道徳行為の先生も数しれず、「交通信号皆で渡れば恐くない」式に集団で違法行為を堂々とする(参照:私のブログ記事「浜教組の違法暴挙」7月10日、この記事はほんの一例にすぎません)等々、それこそ私は文科省に主張したい、法的に可能であるなら有識者の特別調査委員会を日教組内に立ち上げよ、日教組の委員長代行をしばらくの間、日教組に送り込んだらどうですか。川端文部大臣には日教組をしかりつける勇気はなし、NHKを含むマスコミは知らんふり。日本のマスコミは弱い者いじめをするので有名だが、まさに大相撲野球賭博事件はその典型的な例でしょう。







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