Archive for 12月, 2013

ケネディー駐日大使への手紙



先月11月2日のブログで、「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の英文版「The USA is responsible for the Pacific War」を9月末から日本に駐在する外国の大使館や領事館に郵送し始めたと書きました。現在、アメリカを除いて全部で185ヶ国の大使館、領事館に送りました。アメリカを除いた理由は、ケネディー駐日大使がまだ日本に赴任していなかったからです。その後赴任しましたが、赴任したばかりで送っても非常に忙しいから、少し落ち着いてから送った方がいいだろうと思っていました。赴任を待っている間にA4の紙一枚の手紙を本の表紙の裏に入れて送れば「ゆうメール」、即ち340円で送れるから手紙を書くことに決めました。外国の大使館、公使館合計185ヶ国に送った時には、すべて共通の送り状をつけて送りました。今回この本の送り先の本命は、アメリカなので、新任大使が私の本を読まなくても、せめて私の書いた手紙ぐらいは、読んでもらいたいというのが私の率直な気持ちです。

そこで筆をとりましたが、いざ書こうとすると何を書いてよいやら具体的なアイデアが浮かびません。一枚の紙にまとめて書き上げるのもなかなか大変です。何を書いてよいか悩んでしまいました。ケネディー大使は、私の本を読まないケースが十分にあり得ます。そこで手紙だけなら読んでくれるケースが十分にあり得るので、本を読まない場合を考えて、手紙にはこれだけは訴えたい、その訴えたいものを一枚の紙に書くことにしました。試行錯誤しながらあれや、これらを書き連ね、それを完結にかつ明快にまとめることにしました。書き終えた段階で、他の人はどう思うか気になり友達にみせました。すると彼は、まるで私がケネディー大使にけんかをしかけているようだ、もう少し柔らかく書けないかと言われてしまいました。私は、そう指摘されるのはむりないと思っていました。なにしろいざ書くとなると、私の思っていることをずけずけと書きつらねるのがくせであること、もう一つは私の英作文の作成能力がとぼしいこと。しかし業者に頼んで手紙をかいてもらうことはしませんでした。出版となれば業者にお願いしますが、手紙なら自分の実力で書いて、少し位品性を欠いても自分の実力だからしょうがないと思っていました。色々訂正、追加、書き直しをいれて書きあげたのが以下の英文の手紙です。

Dear Mrs. Ambassador
Welcome to Japan.
I hope you to understand that this letter and my book are not sent you to lead your hostility to us.
This letter concerns the historic view for the Pacific War. You have already your view for the Pacific War. The book enclosed is my view for the same war. A leading survey report in the USA says that the President Roosevelt is very popular among American people. I can not understand American people’s mind.
The President Roosevelt could not understand that Japan was a bulwark for the Communism in China and other Asian countries at that time. On the contrary, he cooperated with the Communism country, the Soviet Union. He went to war with Japan and won the war. He contributed to the Communism’s development. However, the USA lost all business trade in all China. Moreover the USA had to go to war with communist countries, that is, North Korea and North Vietnam assisted by the Soviet Union in order to avoid communism expansion in these countries and other Asian nations.
The USA did not only win these wars but also suffered about 100,000 American soldiers’ casualties.

Although the President Roosevelt died before the Pacific War ends, the above mentioned disastrous loss was due to Roosevelt war policy to Japan. In spite of these historical facts,
why Roosevelt was so popular among American people. The reason which can be thought is America’s historical background, that is, the racial discrimination for colored people.
No matter what may occur, the USA had to destroy Japan. This was their white’s destiny.
That is the reason why USA is not able to explain American people why they were going to war with Japan.
From now on to establish the future good relationship between the USA and Japan, I think the USA might not control Japan under the USA’s historical view for the Pacific War. Neither the USA nor Russia will refer to the Cold War each other.
Your reading my book will be much appreciated.
I hope that you will have a wonderful time while you are staying in Japan.

Very truly yours
T. Suzuki

念のため、この手紙の簡単な和訳をつけておきます。

「私は、日本国民に対して貴女の敵愾心をあおるためにこの手紙と本を送ったものでないことを理解していただきたいと思います。この手紙は、太平洋戦争に関するものです。貴女はすでに太平洋戦争史観を持っておられると思いますが、この同封した書物は、同戦争に対する私の戦争史観です。
アメリカの一流会社の調査結果によりますと、故ルーズベルト大統領に対するアメリカ国民の歴代大統領に対する人気度が非常に高いことがわかります。しかし私には、アメリカ人のこの高い人気度を全然理解できません。彼は、当時の日本がシナやアジア諸国への共産主義伸張の防波堤であったことが全然理解できていません。それどころか彼は、ソ連と協力さえているのです。
彼は日本と戦争し、日本を負かして共産主義の発展に貢献しているのです。
アメリカは、日本に勝利したが、シナにおける全ての商売利権を失い、さらにアジア諸国の共産主義発展を阻止するために、ソ連の支援を受けている北朝鮮と北ヴェトナムと戦争さえしているのです。アメリカはこれらの戦争に勝てなかったばかりか、十数万の味方の兵士の死傷者をも出してさえいるのです。大東亜戦争終了前にルーズベルト大統領は、死にましたが、しかし上記の悲劇的損失の原因は、ルーズベルトの日本への戦争政策によるものであった。これらの歴史的事実にもかかわらず、なぜルーズベルトは、アメリカ国民の間で人気が高いのか。考えられる理由は、アメリカの歴史的背景、即ち有色人種に対する人種差別です。
例えどんなことが起ころうともアメリカは、日本をつぶさねばならなかった。これが白人の宿命なのです。アメリカ政府が、なぜ日本と戦争しなければならなかったのかアメリカ国民に説明できない理由がこれなのです。
これからの良好な日米関係を築くためには、私は、アメリカはアメリカの太平洋戦争史観で日本を管理すべきでないと思っています。アメリカもロシアも冷戦についてはお互い言及しあうことはありません。
もし貴女が私の本を読んでいただけたら、これほどよろこばしいことはありません。貴女が日本に赴任している間、すばらしい時間を過ごされるよう心から望んでおります。」

この手紙は、まだアメリカ大使館に送られてはいません。12月はクリスマスや年末年始の休暇でケネディー大使が日本にいないのではと思ったからです。そこでこの手紙は、来月一月半ばごろ郵送するつもりです。そこで皆さんにお願いがあります。もし読者の中に、自分だったらこういう手紙を書くとか、あるいは私の手紙の中にこういう文章をいれてみたらとか、何かアイデアがありましたらどうぞ遠慮なくお伝えください。もし公開するのを躊躇するようでしたら、私のブログの左側コラムの一番上に「お問い合わせコーナー」があります。そこ利用すると公開されず、私あてへの直接メールになって私のところに届きますので、ぜひご利用ください。


これが今年最後の私のブログです。皆様、今年もありがとうございました。来年も引き続きご愛読されますようお願いいたします。それでは皆様良いお年をお迎えください。





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セックス代理人(sex surrogate) の登場



結婚した若い女性が自分の子宮障害のため自分のお腹に自分の子供を宿すことができない。そのためお金を使って代理母(surrogate mother)を雇い、その代理母に自分の子供を産んでもらうことが医学的にできるようになって、一時は一大センセーションをまきおこしました。それが今では代理母(surrogate mother)を使って子供を産んでもらうことなどすっかりめずらしくなくなりました。インドは、貧乏で若い女性が沢山いる関係でしょう、代理母を一番見つけやすい国になっています。

今度はセックス代理人(sex surrogate)の登場です。詩人でジャーナリストだった故マーク・オブライエン氏は、6歳の時にポリオにかかって首は正常に動かせるが、首から下が完全にマヒ、その上重い呼吸障害のせいで、一日のほとんど「鉄の肺」と呼ばれるカプセル型、人口呼吸器の中で過ごし、口にプラスチック制のチューブを咥えて呼吸しているのだ。そのカプセル型の人口呼吸器を外して過ごせる時間が3時間ぐらい、調子が良ければ4時間ぐらいは過ごせるらしい。それでも大変な努力をして大学を卒業した。38歳の時セックス代理人の力を借りて童貞をすてる決心を神父に打ち明けた。神父も合意してくれたのでセックス代理人を自宅に招きいれた。そのセックス代理人から性交渉の手ほどきを受け、無事童貞を失い、そのセックス代理人と別れた後、新しい恋人が現れ、49歳で死ぬ。その過程をマークは、エッセイとして手記を残していた。マークのその手記に基づいて作られた映画が「セッションズ」(Sessions)です。この映画は、先週の週末から公開されています。マークが38歳の時にセックス代理人として向かいいれた女性は、シェリル・コーエングリーン。シェリルは、42歳の主婦で、中学生くらいの一人息子と夫がいる。その時彼女は、セックス代理人として13年のキャリアを持っていた。

週刊誌、「ニューズウイーク」によると、セックス代理人について次のように記載しています。
「サロゲートとセラピストたちが1971年に設立した国際プロフェッショナル・サロゲート協会(IPSA)は独自の倫理規範を有し、精神衛生の専門家から紹介された顧客を治療してきた。サロゲートになる訓練費用は100時間の授業と演習で2000ドル。顧客とのセッションは週一回の場合で期間は普通6ヵ月かそれ以上、料金は一時間当たり平均150ドル。現在IPSAで訓練を受けたセックス代理人は全米でわずか25人、ほぼ全員がカリフォルニア州在住だ。顧客の半数以上が中年のセックス未経験者で、その70%が男性です。」

私は、この映画を見てきました。いい映画だと思います。身体障害者の性に正面から取り組んだ映画は、過去にほとんどなかったと思います。セックス代理人、シェリル役をベテラン女優のヘレン・ハントが演じていますが、惜しげもなく全身ヌードをさらし、重症身障者の立場にたった、思いやりのある性交渉の手引きを迫真の演技で披露しています。彼女は第85回アカデミー賞、助演女優賞にノミネートされました。映倫(日本映画倫理委員会)の審査では、「18歳未満観覧禁止」に指定されたので、日本の映画ファンからの文句が沢山出ているらしい。私としては、映画そのものは良いかもしれませんが、若者には、映像があまりにも刺激的すぎるから18歳未満観覧禁止は、やむを得ないのではと思います。例えば、こんなシーンもあります。シェリルは、マークに自分のあそこを舐めさせようと彼の顔の前でまたを広げ、マークは一生懸命なりすぎて、窒息しそうになりあわてて顔を横にそむけ、せきこみます。アメリカでは、映画業界は、助演女優賞にノミネートしていますから映画を高く評価しています。しかし映画を見ることに関しては17歳以下の人は、保護者つきでないと見られません。イギリスでは16歳以上でなければ見ることはできません。デンマーク、スウェーデン、フランスなど制限なしです。日本では「18歳未満観覧禁止」のせいか全国で北海道と東京の二映画館だけしか公開されていません。東京はJR新宿駅東南出口徒歩3分の新宿シネマカリテです。入場者数が多いと、上映館が増えるかもしれませんが、私には想像つきません。

ウイキペディアによれば、アメリカ各地の映画祭の評判がよくマーク役を演じたジョン・ホークスが主演男優賞に、シェリル役のヘレン・ハントが助演女優賞にそれぞれノミネートされたり、受賞したりしています。私がこの映画を見た率直な感想は、セックス代理人というアイデアは良いかもしれないが、子持ち、夫持ちの主婦がやるべき仕事ではないと思います。
独身女性ならなんら制約はないが、他人に話して誇れる仕事ではないと思う。しかし重症身障者のマーク・オブライエンは、いい思いをして死んでいったことは事実です。マークが新しい恋人と会話しているとき、「俺は童貞ではないんだぞ」と彼女に言った時は、男としての自信にあふれた言葉であり、同時に恋人がセックスについて心配していやしないかという思いやりの言葉だったと思う。彼女は、その言葉を聞いて一瞬きょとんとするが、すぐに満面に笑顔を浮かべて、「あなたの秘密を教えてくれてありがとう」と言っていた。「童貞ではないんだぞ」と言った時のマークの自信にあふれた、あかるい笑顔がすばらしかった。売春婦を相手に童貞を失ったのではとうてい表れない、顔とセリフではなかったのでは?セックス代理人を一概に否定するわけにもいかず、何が良くて、何が悪いのか、難しい問題です。この映画の公開でセックス代理人という仕事がもっとアメリカ国内で一般化していくのかどうか興味がわきますね。

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