Archive for 6月, 2014

映画「パンドラの約束」



まだ福島の原発問題が始まった頃の私の考えは、もう原発はいらない、但し既存の原発は、徹底して寿命年数まで使いこなし、その間に風力、地熱など代替エネルギーによる開発に全力を注げというものでした。一月ぐらい前ロバート・ストーン監督による映画、「パンドラの箱」を見た。私は、ロバート・ストーン監督というからてっきりオリバー・ストーン監督のことだと勘違いしていた。オリバー・ストーン監督は、「プラトーン」、「JFK」、「7月4日に生まれて」など数々の人気の高い映画を監督した人です。しかし映画「パンドラの箱」制作した人は、オリバーじゃなくてロバート・ストーン監督でした。
ロバート・ストーン監督は、1958年生まれのイギリス人で現在映画監督としてニュヨーク在住。彼の初期監督作品が反原子力映画「RADIO BIKINI」(ラジオ・ビキニ)で1987年米国アカデミー賞長編記録映画賞にノミネートされています。以来ロバートは、人生のほとんどを反核運動に携わってきた人です。その人が180度考えを変え原発賛成派になったのです。

彼の映画は原子力エネルギーを完璧なものとして描いてはいません。しかし統計を用いた現実的な姿勢によって「原子力発電所や火力発電所をなくし、エネルギー消費をなくしながら力強い経済成長を達成する」といった、環境保護運動家が主張する考えを見直すべきだと訴えています。彼は、原子力賛成論に転換した五人の人たちにスポットを当てています。スチュアート・ブランド氏(環境保護運動の巨頭)、リチャード・ローズ氏(ピューリッツアー賞作家)、グイネス・クレヴィンズ氏(ベストセラー作家・ジャーナリスト)、マーク・ライナーズ氏(気候変動に関する専門家)、マイケル・シェレンバーガー氏(環境活動家)。さらに、レン・コッホ氏、チャールズ・デイル氏など二人のさらなる安全な最新原子炉への挑戦にもスポットをあてています。
映画をみた所見は、映画そのもの技術的でちょっと理解できないところがあるが、私の最初からの意見、「福島以外の既存の原発は寿命がくるまで運転し続けろ、その間に代替エネルギーの開発に全力を挙げろ」はまともな、常識的な考えだということです。

私たち日本人は、きわめて大事な問題をどうも論理的かつ現実的に判断して解決していく能力に欠けているような気がしてなりません。情緒的な問題にとらわれ過ぎて、論理的、現実的に対処できないのです。その一番典型的な事柄は、現在の憲法ではないでしょうか。日本が独立を回復した時、現行憲法など廃棄、ないし改正されて当然だったのです。ところが現行憲法は平和憲法だとか、わが子を戦場に送ってはならないだとか、いわゆる情緒の問題にとらわれて過ぎて何もできないできたのではないでしょうか。現在の原子力発電も全く同じです、あまりにも情緒的な問題にとらわれすぎて停止しなくていい既存の原発を稼働させないのです。最近賑わした漫画、「美味しんぼ」の漫画家、雁屋哲氏は、この漫画の中で「福島第一原発に行った後、何故か鼻血が出る」と書いて大問題になった。雁屋氏は、「ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク」通称のりこえねっとの共同代表。共同代表には、上野野千鶴子、宇都宮健児、佐高信、村山富市、和田春樹等々左翼がずらり並んでいます。雁屋氏は「週刊金曜日」の常連投稿者です。その一つ「マンガ日本人と天皇」では「憲法から天皇条項が消えた時おれたちは本当の自由をつかむ第一歩を踏み出す」などとほざいている人間です。左翼の人間は、国民が敏感に反応する情緒問題に訴えるのが常套手段です。原発問題をこの情緒に訴えて国内に動揺を引き起こしていますと言うより情緒問題で引きずりまわされているような気がしてなりません。

現在、原発問題で一番売れている漫画は、竜田一人氏が書いている「いちえふ」です。「いちえふ」とは、1Fのこと、すなわち福島第一原子力発電所の通称です。竜田氏は、原発作業員ですから、原発ルポ漫画といえます。最初の文庫本は一か月20万部売れているそうです。私はこの漫画を読んでいないので彼の思想的背景はわかりません。原発廃止派のNHKは、「クローズアップ現代」で原発漫画の数人から彼らの意見を述べさせています。彼らによれば、現在原発の漫画数31だそうです。私に言わせれば漫画というものは、どうしても情緒的になります。原発即時撤廃論者は、漫画家を初め左翼主義者、小泉、細川などの政治家など、いわゆる全員がこの映画「パンドラの箱」を見るべきです。そしてもう一度改めて原発を論理的、現実的な観点から考えたらどうでしょうか。

私自身は、原発即時撤廃は、大反対です。しかし新しい原発をすぐ作れにも大反対です。既存の原発はこの先何十年も使えるのです。すぐ既存原発プラントを稼働させ、その使える寿命の間に色々なプランを実行し、開発、実験を重ねていくべきだと思います。新しい試みもなにせず、いつも論争するだけでは全く意味がありませんし、また除染作業だけを進めるだけでは、進歩も開発もありません。

映画のパンフレットに記載されている何人かの識者の声を挙げておきます。
1、 櫻井よし子(ジャーナリスト)
この映画には、福島の悲劇を克服して日本を元気にし、世界の人々に幸福をもたらす現実的な道筋が科学的に提示されているまさに、希望を与える作品だ。
2.三枝成彰(作曲家)
私は原発には否定的な考えをもっているが、地球環境問題への対応など、この映画が提起している内容は驚きで、賛成、反対の壁を越えてぜひ多くの人に見ていただきたい作品だと思う。
3.産経新聞 東京特派員
情緒的な感覚から反原発論者になるタレント文化人が多いなか、試写会で見る者には冷厳な事実を突きつけてくる。
即原発廃止論者よ、この映画を見た感想を言ってみろというのです。






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NHK、朝日、毎日は日本国民の敵(3)



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上記の三社、それに次ぐいくつかのマスコミは、表現の自由については口やかましく反応しますが、彼らの得意技は、自分が報道したくない時は、必ず表現しない自由を駆使することです。普段は左翼の行動に対して敏感なくらいに追い掛け回し、ちょっとしたニュースでも大々的に報道しますが、保守の行動、それがマスコミへのデモになると極端に報道しない権利を利用してテレビにも新聞にも報道しようとしないのです。例えば、韓国の日本大使館前でたった2、30名の韓国人の反日でも日本では報道されますが、日本のマスコミに対する日本人デモだと、大きなデモでも絶対に報道しようとしないのです。近年NHKテレビとフジテレビに保守系の大々的デモがしかけられましたが、上記の三社や日本の主なマスコミは、テレビ報道もしなければ、新聞報道をもしようとしませんでした。

一. NHKテレビデモ
NHKは、平成21(2009)年4月からNHK スペシャル シリーズ「JAPANデビュー」を四回にわけてNHKのテレビ番組「NHKスペシャル」で放送する予定でした。その四回のテレビ番組名は、
1.アジアの一等国(日本統治の台湾について)
2.天皇と憲法(大日本帝国憲法と日本国憲法)
3.通商国家の挫折(世界恐慌による保護主義)
4.軍事同盟(日露戦争から太平洋戦争まで)。
その一回目の「アジアの一等国(日本統治の台湾について)」は、4月5日にNHK総合の「NHKスペシャル」で放映された。放映翌日から日本と台湾の視聴者から猛反論がNHKにあびせられた。
「日本統治時が悪と一方的に描かれており、内容が偏向している。」
「日本の台湾統治を批判するため、台湾人証言を捻じ曲げている。」
「番組にはやらせ、事実の歪曲・捏造があり、放送法に違反している。」
「台湾人の心と日台関係を傷つけた。」
「台湾をよく知らない人の排日でできたと誤解を与える」
「台湾人は、NHKに『人間動物園』とおとしめられ、名誉を傷つけられた。」
「NHKには、シナのテレビ局が常駐しているせいか、シナだったら日台関係をこのように描くだろうと、その通りに上映しただけだ。」
等々、数々の非難がNHKに浴びせられたた。

5月16日、初めて大デモがNHKにしかけられた。参加者約1100名。5月18日には保守グループが「NHKの大罪」と題する全面意見広告を産経新聞社に載せた。5月30日にもNHKに大デモがしかけられた。NHKデモは、何回も仕掛けられているので私自身も二、三回参加しています。NHKデモは、労働組合のような組織デモではありません。私のように個人的に自由に参加するデモ参加者です。そういうデモで1000人も超えるデモは大変な自発的デモです。私が参加したデモでは、デモの参加者がNHKビルを参加者が手をつないで、いわゆる人間のくさりで囲むデモになりました。また私が参加しなかったデモでは、デモ参加者がNHKビル内に侵入し、デモ指導者の一人、チャンネル桜の水島社長の采配でNHKビル内を荒らさずに引き下がっています。

一方、日本と台湾の視聴者、また番組出演者の一部をふくめた約一万三百名が集団訴訟をNHKに訴えた。東京地裁ではNHKが勝ったが東京高裁ではNHKは負けた。このNHKの敗訴はめずらしいと言われています。通常保守対左翼の裁判対決は、司法が日本を滅ぼすといわれるほど左翼が勝つのですが、今度はめずらしくNHKが負けたのです。それだけこの作品に欺瞞性が多いからでしょう。

二.フジテレビへのデモ
かねてからフジテレビのテレビ番組があまりにも韓国に偏りすぎている。まるで日本本国より韓国をより重視しているし、また連日の如く韓流テレビをこれでもか、これでもかと放映していた。韓国と関係ない番組でも随所で韓国スターや韓国文化を取り上げ、スポーツ報道では浅田真央や日本人スポーツ選手を貶めてまで韓国選手を持ち上げ、スポーツの表彰式では、「君が代」の場合は、全曲放映せず画面を変える。あるいは俳優の高岡蒼甫氏が、フジテレビの韓国偏重をツイッターで批判すると、高岡氏は自分の所属する事務所から解雇を告げられた。これら諸々の不満一挙に爆発して平成23(2011)年8月21日にフジデモがしかけられました。その日のデモ参加者は、日本のメディアによると;
スポーツ報知、スポーツ日本、4000人
週刊文春、週刊新潮、    5000人
朝日新聞(二日間デモ合計) 5300人
日経ビジネス        8000人

朝日新聞は、報じていますが人数が他社に比べて極端に少ない。産経新聞は、フジテレビの子会社だから報道なしです。このフジテレビデモも何回もしかけられていますので、私も一度参加したいと思い、9月19日(敬老の日)に参加してきました。私は、幾つかのデモにこれまでできるだけ積極的に参加してきましたが、この日のデモには、実に得難い経験をしました。フジテレビデモを何回もしかけたデモ指導者、チャンネル桜の水島社長、田母神俊雄元幕僚長などは、フジテレビ本社に掲揚されている日章旗に非常に不満があったのでしょう。当日私も見た日章旗は、完全にねずみ色に変色、そしてすり切れているところがあるのです。実に薄汚く、みすぼらしい日章旗でした。フジテレビ社員や会社幹部が、この薄汚い日章旗を変えようともしないのも全く不思議です。水島社長は、真新しい日章旗を持参してデモに参加しました。マイクでフジテレビ本社に向かって「本社の掲揚されている日章旗があまりにも汚くてみすぼらしい、今日は真新しい日章旗を持参しましたので、この日章旗をさしあげますので、日章旗を交換していただきたい」とマイクで呼びかけました。何度も呼びかけたがフジテレビ側から応答がありません。水島氏は、応答がないので「私が日章旗を持参してフジテレビに届けます」とマイクで呼びかけて田母神氏と一緒にフジテレビに入っていきました。戻ってくると水島氏は、マイクで「フジテレビは、どんな日章旗を掲げていようと第三者からはずせなどの干渉を受けません」との返事でした。私と水島社長らのいる場所は距離が離れていたので何が起きているのかわかりません。そのうちに水島社長がマイクで、「暴力はやめてください、暴力は止めてください」の声が聞こえてきました。デモ隊の一部が汚い日章旗をはがし、真新しい日章旗に変えようとするのを、警備員側がそれを拒否しようと小競り合いが始まったようでした。しばらくすると真新しい日章旗がポールをするすると昇りはじめました。全デモ隊から大歓声と大拍手が鳴り響き、汚い、みすぼらしい日章旗は完全にデモ隊によって下ろされたのです。このフジテレビデモ参加者のほとんどが知らなかったことが二つありました。

一. フジテレビがどれほど韓国一辺倒だったのか、日枝久会長の業績を見ただけでもわかります。平成22年の日本と韓国のコンテンツ産業発展に寄与したとして韓国の高麗大学から名誉経営博士号を授与されています。平成23年には、日枝会長は総額10億円を出資して東京恵比寿ガーデンプレイス「K THEATER」(K シアター)をオープンしています。ここは、K―POPエンターテイメントの常設の公演会場です。
二.日枝会長は、三億円を出資して平成19年出版社、育鵬社を設立した。なんとその育鵬社が、中学校の歴史教科書と公民教科書を出版し、これまでこれらの保守系教科書を独占して販売していた「新しい歴史教科書をつくる会」に挑戦してきたのです。私も「つくる会」の会員です。この育鵬社は、保守層を仰天させる行動を行った。南京大虐殺の公認です。この異常行為に異を唱えたのは「新しい歴史教科書をつくる会」だけです。フジテレビ傘下にある産経新聞、扶桑社、育鵬社は保守出版界の雄です。南京大虐殺否定派の渡部昇一氏、櫻井よし子氏など有力保守知識人等は、育鵬社を公然と非難するどころか支持者に回ったのです。渡部昇一氏は、育鵬社の歴史教科書の監修者の一人になっています。保守の皆さん、南京大虐殺を肯定する育鵬社を非難するどころか支持するということが考えられますか。その辺のいきさつの詳細は、自著『保守知識人を断罪す。「つくる会」苦闘の歴史』(総和社)を参照ください。

このNHKテレビ、フジテレビの二つのデモがテレビニュースで伝えられれば、全国的な話題になったはずです。なぜならこの二つのデモは、戦後の保守系デモの最大のものだからです。テレビ会社は、同業他社の盲点を突かないようかばい合いさえするということがわかります。また産経新聞は、保守報道を売り物にしているくせに、フジテレビや育鵬社のやることには、手も足も出なければ記事もでない有り様です。我々日本国民は、もうマスコミを信じることができません。それだけにネットに寄せる信頼感が強くなります。日本国民の多くがこのことをよく知ってもらいたいと思っています。

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