Archive for 4月, 2016

「学び舎」の狂人歴史教科書



        このブログの転載、拡散よろしくお願いいたします。
私たちの「新しい歴史教科書をつくる会」、通称「つくる会」が設立されたのが平成9年1月です。読者の皆さん、なぜ設立されたのか、そのきっかけをご存知でしょうか?それは「従軍慰安婦事件」問題で平成8年6月に河野談話が発表されると翌春から使われる中学校歴史教科書全七社に「従軍慰安婦」の記述が一斉に登載されたからです。平成9年1月30日に「つくる会」設立総会が開かれ、初代会長に西尾幹二氏がなり、運営資金は市民カンパ。「つくる会」は設立総会時に「主張」をかかげました。全文は長くなりますので、一部だけ重要部分を紹介します。
「戦後の歴史教育は、日本人が受け継ぐべき文化と伝統を忘れ、日本人の誇りを失わせるものでした。特に近代史において日本人は子々孫々まで謝罪続けることを運命づけられた罪人の如くあつかわれています。冷戦終結後は、この自虐傾向がさらに強まり、現行歴史教科書は、旧敵国のプロパガンダをそのまま事実として記述するまでになっています。世界にこのような歴史教育を行っている国はありません。」

この『主張』にそって、「つくる会」は早速独自の歴史教科書と公民教科書を作り、文科省の検定許可を申請しました。文科省の検定許可がないと全国の市町村にある教育委員会に売り込みできないからです。平成13年の春から採用される「つくる会」の歴史教科書と公民教科書が文科省の検定合格をとる前後に、「つくる会」は、反日左翼などから猛反発うけました。ちょっとその例を箇条書きしてみましょう。
1.検定合格前、元インド大使で、当時日中友好会館副会長であった野田英二郎は、文科省教科書審議会議員であったが、「つくる会」の歴史教科書は一発で不合格にしろと各議員にせまったと産経新聞にスクープされ解任された。野田はシナ側からいくらかもらっていたのではないか。
2.「つくる会」の歴史教科書が検定合格すると、平成13年5月韓国とシナは日本政府に激しく抗議、再修正を要求した。
3.国会内で開かれた「つくる会」本の採択反対集会で社会党の元衆議院議長、土井たか子は「憲法は言論の自由を保障しているが、教科書については言論の自由は制限されていい」、また「この教科書は、従軍慰安婦はいなかったという人たちが書いている」と語っていた。
4.朝日新聞は、平成13年6月21日に28面全面を使って反「つくる会」の全面広告をだしています。朝日新聞の反「つくる会」意見に賛同者を沢山あげていますが、その中に大江健三郎、井上ひさし、小森陽一、坂本義一、隅谷三喜男、佐藤学などが顔をだしていた。
5.この朝日新聞の反「つくる会」の一大全面広告に刺激を受けたのでしょう、平成13年8月1日、反日左翼の過激派は、当時「つくる会」の本部があった都内本郷の事務所を放火し、その後犯行声明を出していた。

この平成13年代は、猛烈な反「つくる会」騒動があった年です。一方「つくる会」は文科省の検定合格をとって「新しい歴史教科書」と「新しい公民教科書」を市販本と称して全国の本屋さんどこでも買えるように販売した。通常教科書を市販本にして本屋さんで売る歴史教科書も公民教科書もありません。売っても売れないからです。はたして売れるのだろうかと危惧したのですが、なんと「新しい歴史教科書」、「新しい公民教科書」合わせて76万部も売れるベストセラーになったのです。私たち「つくる会」の会員たちは、喜んだ。このベストセラーの人気によって、教科書採択戦では「つくる会」歴史教科書も公民教科書も売れるだろうと予想したからです。ところが教科書採択戦という教科書販売合戦で全くの不振だった。採択率は、歴史教科書0.039%、公民教科書0.055%。すなわち日本全国にある公立中学校のうち「つくる会」教科書を採用したのは指で数える程度だったのです。これ何を意味するかというと、教育委員会の先生たちが若い時に受けた自虐史観や左翼思想がいかに強く受けつぎ、祖国日本に対する愛国心など全くない証明です。それでも「つくる会」会員たちは、「つくる会」の存続に価値があるという気持ちでした。「つくる会」が出現するまでは、共産党系の日本書籍、この日本書籍は大手の教科書出版会社で東京二十三区や横浜市では圧倒的シェアを誇っていたが、あまりにも自虐史観過ぎたため、日本書籍はシェアを減らし続け倒産してしまい、日本書籍新社という新会社を作ってまで教科書販売したが、ついにここでも倒産。
「つくる会」出現前は、中学校の歴史許可書全七社の教科書全部が従軍慰安婦を記載していたのが、「つくる会」出現によってとうとう、従軍慰安婦を記載する歴史教科書がなくなったのです。まさに「つくる会」出現効果です。「つくる会」の教科書は、教科書としての実績は、非常に低いが、教科書から従軍慰安婦を消す効果を発揮したのです。安倍総理は、一自民党議員議員のころから「つくる会」の熱烈な支援者でした。第二次安倍内閣成立直前の頃の平成23年の三月、「つくる会」の機関紙「史」に投稿してくれたのです。長文なので最後の文章だけを披露します。
「長年に亘って地道に教科書の改善に取り組む『新しい歴史教科書をつくる会』の活動は大変有意義で感謝と敬意を表します。今後とも一層の成果をあげられますよう期待します。」

ところが、去年の教科書採択戦で二の大きな『アッと驚く』異変が起こった。
1.日本全国の市町村にある教育委員会は、どこも「つくる会」の教科書を採用しませんでした。これについては次回のブログで詳細に報告します。
2.昨年初めて採択戦に登場した「学び舎」教科書が国立中学校五校、私立を入れると30校以上に採用された。

日本共産党系の団体、「歴史教育者協議会」(歴教協)のメンバーである現役教師やOBが「学び舎」という教科書会社を設立し、彼らが執筆した教科書を販売した。その歴史教科書は、最初文科省の検定許可に合格することはできなかったが、再度書き直して検定許可を得ることができた。それでも「学び舎」の歴史教科書には慰安婦に関する記述があり、金学順という元慰安婦の証言まで載せているのだ。私は「つくる会」の人間として、果たして「学び舎」の自虐史観歴史教教科書が教科書採択戦で売れるのだろうかという疑問をもっていた。採択戦の結果を知って非常に驚いた、私は気が狂わんばかりの怒りを抑えるのに懸命だった。何と日本全国にどこにでもある教育委員会のどこも「つくる会」の教科書を採用しないことがわかった。すなわち日本全国の公立中学校で「つくる会」の教科書を使う公立中学校は一校もないのだ。さらに去年初めて教科書採択戦に参加した「学び舎」の教科書を、国立中学校五校が「学び舎」の教科書を採用した。国立中学校五校とは、筑波大付属駒場中、東京学芸大学付属世田谷中、東大付属中等教育学校、東京学芸大学付属国際中等教育学校、奈良教育大付属中。
(注:公立中学校の教科書採択権は教育委員会にあるが、国立、私立中学校の教科書採択権は校長にあります。)
「学び舎」は国立中学校五校に採用されましたが、私立中学の名門中学と言われている、麻布中学校、慶應義塾普通部、灘中学校、広島女学院中学高等学校など名門中学校等々で採用されています。

「つくる会」広島県支部支部長の長谷川真美さんは、広島女学院中学高等学校出身で母校が「学び舎」の教科書採用に驚き、星野晴夫校長に面会を求め会ってきた様子を彼女のブログに公表していますので、了解をいただいて、ほぼ全文を引用させていただきました。
引用開始
「広島女学院が「学び舎」の教科書を採用していると聞いて、気がちょっぴり重かったけれど、今日校長先生に会いに行ってきた。最初に校長先生に面談の了解を得る時に、私一人でも行こうと思ってはいたが、何人か、一緒に行ってくれる人をさがしていた。前日にやっと人数が集まり、私を入れて6人でいくことになった。遠方から来てくれる人もいる。
一応、学校側にも人数を伝えておこうと朝電話をいれたら、すぐに折り返し電話がかかり、私一人にしか会うつもりはないという、同窓生であるから、会うことにした、、、。
困った!
遠方からの人は、もう家を出発していた。仕方がないので、とりあえず校長室の前までは全員で行きますとまた学校に電話で伝えた。
事務室の窓口で、ここまで来たので、なんとかもう一人でも入れてもらえないかと言ったのだが、校長がどうしても、私一人にしか会わないという。
事務室の入り口に机と、椅子が4脚あったので、仕方がないので、同行してくれた人たちにはそこで待っていてもらうことにした。私がお誘いしたのに、本当に申し訳ないことだ。広島女学院が「学び舎」の教科書を使うことを聞き、インターネットで調べ、女学院の教育に不安を抱き、来た旨を力説する。なんだか、私の独演会?のようになり、とにかく「学び舎」の教科書のマイナスの特異性を説明した。

「学び舎」のみにみられる特徴
1.検定調査審議会の歴史小委員長上山氏に、学習指導要領の枠に沿っていないと指摘された。
2.信頼性のない「元慰安婦」の証言の記述がある。
3.明治維新期における防衛の観点の欠如。
4.縄文、弥生文化の記載の欠如。
5.縄文土器が本文中にない。
6.時代の始まり、終わりが分からない。
7.太平洋戦争に日本軍が東南アジアに歓迎された事実が書かれていない。
8.朝鮮人徴用を「強制連行」70万人と記述。
9.三光作戦など、虚偽の記載。
歴史小委員長?ときかれたので、はい、検定審議調査会のなかの歴史の委員長です。
この件は朝日新聞にのりましたね、、、と説明する。
社会の先生から、近現代が詳しく書かれている、暗記式でないところよい、重要な語
句を濃くしていないところがいい、という理由で採用したと聞いているという。
社会科の先生にこれにする、、、と言われたら、校長はよくわからなくても承諾するしかない
のだろう。それにしても、あまりに歴史教科書問題に無知過ぎると思う。なにしろ「学び舎」
がどんな人が集まって作った教科書か知らなかった。共産党系の現、元教師が集まって作
ったのですよと、教えてあげた。副教材など使い、教科書一辺倒ではないし、政治的に偏ら
ないように気をつけていると、再三言っていた。
以下の資料を基に教える必要性のない名前を見せ、このように偏っていることを伝える。
三。特異な歴史上の人物(本文数行以上、ミニコラム以上で扱われた人物)
1.阿只抜都(ルビはアキバツ・・・倭寇(p76)
2.金忠全(もとの和名 沙也可)・・・朝鮮側に投降した武士(p105)
3.オランプ=ド=グージュ・・・フランス革命の女性闘士(p148-149)
4.トゥサン=ルベルチュール・・・ハイチ独立革命の指導者(p149)
5.楠瀬喜多・・・国会開設署名運動(p183)
6.深沢権八・・・憲法研究・学芸講談会(p184)
7.金棒準・・・東学の指導者(p194~p195)
8.柳寛順・・・三・一独立運動(p212)
9.平塚らいてう/市川房枝・・・新婦人協会(p216.219)
10.曾仁承(ルビはチョインスン)・・・関東大震災朝鮮人虐殺目撃者(p217)
11.山本宣治・・・治安維持法反対国会議員(p220-p221)
12.夏淑琴・・・南京事件被害者(p235)
13.森田忠信・・・一般召集兵士(p242)
14.金城重明・・・沖縄集団自決(p249)
15.山口シズエ・・・戦後初の女性反戦衆議院議員(p258)
16.鈴木安蔵・・・憲法研究会(p260~p261)
17.金額順・・・韓国人慰安婦(p281)
18.河野洋平・・・慰安婦問題官房長官談話(p281)

校長に対し、敵対的な物言いをするでなく、なるべくやんわりと、女性教育が大切であるこ
と、日本に誇りを持ち、文化伝統を重要視することが必要であることなど、伝える。女学院
に期待する・・・など・・・
終わり頃、社会科の先生との面談を求めたが、教科書の責任はすべて校長にあるので、不可
能との答えだった。そして帰る間際に、用意していた資料を置いて、ぜひ読んでくださいと
言ったら、要りませんと言うので、置いて帰りますから不要だったら捨ててくださいと言っ
ておいた。(以下略)
引用終了

校長との面会内容に不満を感じた長谷川さんは、広島女学院理事長、中川日出男氏に手紙と
資料を送っています。
「学び舎」の教科書を採用した学校は、少ないけれど、国立中学校五校及び名門私立中学校
数校を入れると30校以上が採用しています。しかしこれらの学校はエリート校が非常に
多い。いずれ東大、京大など一流国立私立大学を出て政治家、役人、学者、ジャーナリスト、
弁護士など社会的な影響力を行使するような人物になることが多い。自虐史観にどっぷり
つかった人間どもに日本人は支配され続けられることになるのだ。これを防ぐにはどうし
たらよいか、次回の私のブログ(5月14日)で述べます。












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ベストセラー誕生作戦

「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の英文版をアメリカ中の大学の図書館やメディア関係者に配るため、またできればアメリカ以外の国々も配るため、資金稼ぎのためベストセラー小説を書こうとして「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」を出版したことはすでに皆さんご存知の事とも思います。この本の売れ行きがはかばかしくない。大きな原因は、自伝的小説を書いているのだが、作者は無名、登場人物の主人公も無名、そのうえ大体どの本屋にも置いていない、また置いてあっても売れてもその後の補充がない。自費出版のためこれはある程度予想していたので仕方がないと諦めています。しかしこの小説はベストセラーになる価値のある本だと私は思っています。自らベストセラー作品誕生作戦と称して以下の三つ行動をとっています。

一。文芸社との自費出版契約では、この小説「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」の有効期限は、平成30年6月。その期間内にお客から注文あれば、売り切れで在庫ありませんと断れません。最近文芸社から提案があった。「常備配本契約」と言っています。以下の条件です。
1.「常備配本契約」の開始は平成29年3月、配本期間は配本開始後満3年。
2.配本本屋は、日本国内にある紀伊国屋書店だけ15店。書店名は平成29年に通告。
3.文芸社は、小説「えんだんじ」の電子書籍を出版する。
4.(1~3)の合計費用は、36万円。
私は「常備配本契約書」を結んだ。これによって私は、生まれて初めて自分の本の電子書籍版をもつことができる。さらに重要なのは、小説「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」がベストセラーになるかもしれない可能性という夢を平成32年2月まで持つことができる。

二。小説「えんだんじ」がベストセラーになる可能性は、今のところ非常に低いので、私は現在、短編小説を書いています。最近は本を読まなくなっているとのことで、短編小説の方が売れるそうです。それに女性読者をねらった方が良いと言われているようです。小説「えんだんじ」の本の厚さが厚すぎです。もっととっつきやすくするために、この本の厚さの半分くらいをねらっています。最初からベストセラーを意識して書いています。本のタイトルは、今のところ仮題ですが「えんだんじの短編小説(女性編)」です。目次の内容は、
1.佳代子の凄さ
2.幸子の試練
3.つばめとお松
4.愛人関係契約書
5.花江の決断
6.幸せを運ぶ男
(1から5)は6人の女性の生き様を描き(6)は数人の女性は登場しますが主役は男です。
この本は誰にでも読めますから、本のジャンルから言えば通俗小説でしょう。通俗小説と言えば、「失楽園」を書いた渡辺淳一を思い出す人がいるでしょう。私も読みましたが、それは購読していた日本経済新聞の朝刊に連載していたからです。渡辺淳一は、ポルノ小説を普通の小説を読んでいるような錯覚を読者に起こさせる筆力を持っています。私は彼のようポルノ的筆力はありません。今度の私の短編小説は、読んでもらえればわかりますが、登場する女性のそれぞれ必死な生きざまを描いています。その描写の中に色気があるとすれば私特有の上品な色気を漂わせています。今年の秋ごろ原稿は完成するでしょう。それから出版社探しです。

三。去年4月に文芸社と「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」の出版契約を結んだ頃から、次に私は何を書こうと考えだしたころ、私は田中角栄のノンフイクション小説でも書こうかと考えた。私は以前から田中角栄には心理的に親近感があった。おなじ貧乏家の出身で大学も出ず社会に出ているからです。そんなことを考えながら短編小説を書いていた。ところ今年の1月石原慎太郎が「天才」というタイトルで田中角栄のノンフイクション小説を出したのにはびっくりした。自分が書くより先に石原が書いたような気がしたからです。早速買って読んだ。まずまずの出来であった。角栄の全体像を要約して書いた感じがした。逆に石原の本を読んだおかげで、角栄の書く方向を一点にしぼることができた。角栄の家族問題です。男は誰でも一人前になれば自分の家族を持つが、角栄は三つの家族をもっていたのだ。元外務大臣の田中真紀子を生んだ自分の本妻との家族、辻和子という神楽坂の芸者に産ませた二男一女との家族、この二人の息子は角栄の家系に入れているのだ。一人娘は子供のとき病死。角栄の政治団体、「越山会」の金庫番あるいは女王と言われたりしていた名秘書の佐藤昭子(元ホステス)との間で生まれた一人娘の佐藤あつ子、彼女は田中家の家系には入っていない。このように角栄は三つの家族を持っていたのだ。真紀子は母親に同情するから真紀子と角栄との間の軋轢も長かった。女三人寄ればかしましいと言われるようにこの三家族を保つための角栄の苦労も並大抵のものではなかったはずだ。この三家族の観点から角栄を描くのだ。時には私が本妻の気分になったり、元芸者の辻和子の気分になったり、元ホステスの佐藤昭子の気分になったり、また真紀子さんの気分になったりして角栄家の家族問題に首を突っ込んで書いていくのだ。女性の読者層の気をひくのではないかと思っています。短編小説完成後は、この小説を書き始めます。

12年前、大型のA5版で735頁の大作、「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の歴史本を怖々と自費出版した。大学も出ていない、全く無名な一介の定年サラリーマンが書いたものをどれだけの読者が相手にしてくれるだろうか心配だったからです。それが今では自分の書く小説の予告編まで堂々と書いているのだ。定年後に生まれて初めてやりだした執筆活動もまじめにとりくめば伸びるということもあるのだということもわかった。絶対にベストセラー作品を生み、英文版「大東亜戦争は、アメリカが悪い」を世界中にバラ撒くという信念はゆるぎもしません。角栄の本が書き終わるのに3年はかかるでしょう。その間に次に何を書くかの題材をきめたい。

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書評「日米戦争を起こしたのは誰か」(勉誠出版)



2011年にアメリカで出版された本が、日本で非常に話題になっていながら日本語翻訳もされず話題になったままの洋書がある。フーバーアメリカ元大統領(大東亜戦争のアメリカの責任者、ルーズベルト大統領の前の大統領)が書いた著書「Freedom Betrayed」(裏切られた自由)です。これは歴史研究の本でフーバーは、この本を書くために20数年間資料を集めて書いているのですが、現在「フーバー研究所」がありますがこの集めた資料が発展していまの研究所になっています。従って彼の書いた「Freedom Betrayed」はまさに学術書と言っていい。フーバーは900頁を超えるこの大著を昭和39(1964)年に書き上げ、出版社に提出した。ところが提出後すぐに彼は死んでしまった。それから47年後の平成23(2011)年に出版された。なぜ出版までにほぼ半世紀もかかってしまったのか。この本の内容が大東亜戦争とソ連発展に対する徹底したルーズベルト批判だからです。アメリカで出版されてからもう5年も経つのにいまだに日本の出版社や日本の作家に翻訳権を与えてくれない。私は、この翻訳権についてはアメリカ政府が完全に関与していると思っています。私は「大東亜戦争は、アメリカが悪い」(勉誠出版)を書いていますが、まるでアメリカ人のフーバー大統領も「大東亜戦争はアメリカが悪い」を書いているようなものです。この本が日本語に翻訳されたら、戦後直後アメリカ軍が日本国民に強いたWar Guilt Information Programは、アメリカ政府の底意地の悪さを証明するものになるでしょう。

この「日米戦争を起こしたのは誰か」の出版の企画したのが外交評論家の加瀬英明氏です。また加瀬氏は私の所属する「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を専門に出版する自由社の社長です。国際政治や歴史に詳しい三人の論客、茂木弘道氏、稲村公望氏、藤井厳喜氏がこの原書を読み、この本のエッセンスを語ってくれているすばらしい本です。本書の最重要である第二章「過ったアメリカの政策」の中で彼ら三人がルーズベルトの犯した19の過ちや誤りを列挙し説明しています。ここではその項目だけあげておきましょう。
第一の過ち   1933年の国祭経済会議の失敗
第二の過ち   ソ連承認
第三の過ち   ミュンヘン融和の成功と失敗
第四の過ち   英仏の「ポーランドとルーマニア」への独立保証
第五の過ち   アメリカの宣戦布告なき戦争
第六の誤ち   警戒心を持った忍耐政策を取らなかった事
第七の誤ち   ソ連共産主義を助けた事
第八の誤り   1941年7月の日本への経済制裁
第九の誤ち   1941年9月近衛和平提案を拒絶した事
第十の誤ち   日本との三ヶ月の冷却期間を拒絶した事
第十一の誤ち  無条件降伏の要求
第十二の誤ち  1943年10月のバルト三国とポーランド東部のソ連への譲渡
第十三の誤ち  1943年12月、七つの国家にソ連の傀儡政権の押し付けを認めてしまった事
第十四の誤り  ヤルタの秘密協定
第十五の過ち  1945年五月~七月の日本の和平提案を拒否した事
第十六の誤ち  トルーマンのポツダムでの決断
第十七の誤ち  原爆投下
第十八の過ち  毛沢東に中国を与えた事
第十九の誤ち  戦後世界に共産主義の種を撒いてしまった事

この19項目を見ると、私の本、「大東亜戦争は、アメリカが悪い」よりもフーバーの本が
共産主義についてより詳しく語っているほうが多いということがわかります。
戦後70年間未だに自虐史観が教え込まれ、大東亜戦争という言葉さえ自由に日本国民が使わない、なお且つこのフーバー大統領の回顧録の翻訳権が日本に与えられていない現在、この本「日米戦争を起こしたのは誰か」(ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず)(勉誠出版)は、日本国民必読中の必読本である。









 

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