「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の再版販売開始

販売開始がネットでは11月末からですが、本屋での注文受付は12月1日からとなりました。本のサイズは、小説「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」と同じ四六判、ソフトカバー、825頁、値段3200円プラス税。小説「えんだんじ」の場合は、自費出版なので多くの人に贈呈できましたが、今回は自費出版ではないし、本の単価も高いのでごく限定した人だけにしか贈呈できなくて申し訳なく思っております。あしからず、この事情をご了承ください。もう一つお願いごとして申し訳ありませんが、皆さんの近くの図書館にこの本を置いてもらうよう御手配のほど、よろしくお願いいたします。

前回のブログで広島県の方の書評「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」をお伝えしましたが、今度は書評(2)を東京在住の主婦の方からいただきました。彼女の了解を得ましたので、引用させていただきます。
引用開始
「さて、前便で書けなかった新書の感想ですが、分厚い本だというのに一晩で読めてしまいました。初めての小説だそうですが、あれだけ人を引き込めるというのは何なのでしょう。
幕末史をやっている関係で、プロ・アマ含めて司馬遼太郎辺りから影響を受け小説を書いている知人・友人が結構いるのですが、長年やっている皆さんの技巧を凝らした文章よりも、先生の剛速球が心にズトンと入ってくるのです。
他の方の感想も知りたくてネットで読みましたが、皆様、私と同じではありませんか。その時、えんだんじに艶男子と当て字されている方がおられ、そうそうと一人で相槌を打っていました。
上から下まで白いスーツ姿で決めていたというのは本当のことなのか、伺いたいものです。また、先生の描く世界に昭和の雰囲気がもの凄く濃厚だったと感じました。映画でいえば日活映画の世界 - 先生はそれを裕次郎さんのようなスターを通してではなく、あの時代を生きた普通の市井の人物で現して下さったように思います。
小説は殆ど読まないのですが、これは私小説の新ジャンルではないでしょうか。
それこそ映画化したら面白いものができそうです。兎に角、読んでいると、その場面ごとの光景が浮かんでくるのです。
その昭和の世界の延長だったのでしょうか、読み終えてから、当時なかなか手にはいらなかった抱っこちゃんを手にした時のことを思いだしました。

欲を言わせていただければ、これもネットにあったコメントの方と同じなのですが、やはり『大東亜戦争はアメリカが悪い』の文庫本を歴史好きな仲間に配りたいです。左翼リベラル系が中心な文学界にあって、何故だか私と親しい書く系女子は親御さんが帝国陸軍軍人であったり、近衛隊士だったりするので、彼女たちに読んでもらいたいのです。
振り返れば、今の日本は生まれた時から属国育ちの人が大半を占めるようになり、アメリカへの奴隷根性が身にしみるというよりソレが生まれつきのものとなって、あたかもその空気が当たり前になってしまいました。
アメリアカに支配されている事より、支配されて現状を変えようとしない現在の日本人の有り様こそが悲しい、悔しいですね。
この情けない現状を変えるべく、一人でも多く先生の本を読み、一人でも多く覚醒して欲しいです。
先生の玉著を読めば直ぐにめざめられるのですから。ところが私の場合は、ペリー研究を始めて数年経った頃に「これは何だかおかしいゾ?」と漸く御用学者の存在に気づきましたので、かなり遠回りでした。私のように遠回りしないためにも、『一人でも多くの方に』です。
最後に、秋に向かって、先生にはくれぐれも風邪などめされませぬよう。
今後の先生の更なる文筆でのご活躍を祈念して、筆を置かせて頂きます。
引用終了

「上から下まで白いスーツ姿で決めていたというのが本当のことなのか、伺いたいものです。」の質問に対して以下のようにお応えします。
真夏は、上下白の背広で過ごしていました。それも31,2歳で鼻の下にひげをはやして以来です。頭は長髪、しかも自然とウェーブがつく天然パーマ、人から恰好いいと言われていました。まぁ、キザの固まり見えたことは間違いない。外資系のせいか、「お前、ちょっとハデすぎるぞ」などと注意されたことはありませんでした。夜の飲み屋の世界ではヤクザに見えたし、キャバレーの呼び込み屋だとも言われました。取引先を訪問した時には、冗談で「うちはプロダクションの事務所ではありませんよ」と言われたこともあります。そんなキザな私ですが、本だけは沢山読んでいました、しかし書くことは全くの苦手としていました。そんなキザな男が定年後本六冊も書いて講演までしているのです。人生とはわからないものです。

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